Hikikomotrip

ブログで旅する27歳ひきこもり

「ひきこもり」と「海外留学」って何がちがうの?

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ひきこもり経験は社会的に観ると何一ついいことなんかない。例えばひきこもりが頑張って面接に行ったとして

 

「トントン 失礼します!」

 

「ではよろしくおねがいします。まずお名前を教えて下さい」

 

「ひき こもり男です!」

 

「ひきさん、履歴書に空白の時期がありますがなにをされていましたか?」

  

「ひきこもってました!いえで!」

 

「・・・」

 

後日、

 

「厳正な審査を重ねた結果、誠に残念ながら採用を・・・」

 

「がーーーん!」

 

そう、胸を張って言えることではないんです。ひきこもりって。

 

「ひきこもり」と「海外留学」のちがい

 

基本的に成人してからのひきこもり期間はおおっぴらにしてはいけないと思う。なぜかというとひきこもり経験があるって聞いただけで、毛嫌いする、聴く耳を持たない人は多いから。「ああ、人とコミュニケーション取れない人ね」、「普通に生きてたらそうはならない」、「くずでしょ?」 ひきこもりって言葉が持つ力ってけっこう強力。一発で暗くて、コミュ障で、クズ人間っていうイメージを植え付けがち。

 

でも、ちょっと思うことがあるのです。例えば、

 

「トントン 失礼します!」
 


「ではよろしくおねがいします。まずお名前を教えて下さい」

 

「いしき たか男です!」

 

「いしきさん、履歴書に空白の時期がありますがなにをされていましたか?」

 

「留学に行ってました!カナダに!(遊びに行ってただけだけどな!へっ!)」

 

「なるほど(この子はいろいろ経験してそうだな、しかもアメリカじゃなくてカナダってとこがなんか通だぜ)」


 
後日、
 


「海外留学の経験が評価されたな、ヒヒヒ」
 

 

もちろん、ひきこもりに勝ったくらいで内定は得られないと思いますが「海外留学」が就活する上でマイナス評価に繋がることって少ないとおもうんですよ。中身があろうとなかろうと。一方「ひきこもりは中身があろうとなかろうと、基本マイナス評価です。

  

「ひきこもり」 と 「海外留学」

 

 もちろん海外留学を否定するつもりはありません。行けるなら行ったほうがいいと思います。でも結局留学してやったことといえば


・おいしいものを食べた
・とりあえず名所を観光した
・英語使わず留学先の日本人とずっとつるんでた
TOEICの点数すらあがらなかった
・向こうの珍しいおみやげを買った

 

こんな感じの人も多いでしょ?そんなに大した経験じゃありませんよね。でもこの人たちは「海外留学」した経験を自信をもって言うし、言っていいわけです

 

ひきこもり経験がぼくにくれたもの

 

ぼくは学校を卒業した後ひきこもりになりました。たしかにひきこもり経験をぼくは大人の前で大きな声で伝えることはできません。でもひきこもったからこそ胸をはって言えます。

 

人生の儚さを知り、誰よりも濃密な今を生きる。

 

ぼくはひきこもったことで普通の人には絶対に得られない経験をしてきてます。 

・音が立たないように玄関のドアを閉める 

・友達から心配の着信メールがあっても返さない

・なるべく家族と会わないようにする

・家のなかではすり足で歩く

・ご飯は深夜に1人で食べる

このひとたちの気持ちすぐわかりますか?ぼくには痛いほどわかります。死にたくなる人の気持ちもわかります。しょうもない海外留学なんかよりは絶対に自分のためになる時間でした。おかげで「今」を普通の人より大切にできます。だから、なにが言いたいかというと

 

ひきこもりを海外留学と同じように捉えてみません?ってこと

 

別に社会の人にそう思ってほしいってことではありません。自分の中でです。ぼくはひきこもって1年ちょっと。充電期間が少し晴れてそう思うようになれました。

 

いまならバタンと玄関を閉めれます。人と少し会いたくなって、心配してくれていた友達に「ごめん」と返信しました。家族とはむかしのように話せるようになりました。

 

もし同じ境遇で悩んでるひとがいたら、焦るのをやめてちょっとだけ休憩してみることをおすすめします。焦るのを放棄したあときっといいことが待ってます。働き盛りの1年を全部休憩に回したぼくは、1mmも後悔してません。むしろ必要なことだったと思います。

 

Virginia